
あ!また出しっぱなしにしてる! (▽_▽メ)
もうほんとに何度言ったら分かるんだろう。。
ってか、なんで何度言っても片付けられないんだろう (›´ω`‹ ) ハァ…
こんなことありませんか?
子供のおもちゃや本、洋服、身の回りのものなど、片付けられないことにイライラとすることってありますよね。
幼稚園や保育園の小さな子供だけでなく、小学生や中学生も同じ。
何回言っても散らかしっぱなしで、大人がずっと部屋を片付け続けてる感じで、心身ともにホント疲れちゃうんですよね。。
今回は子供の心を読み解きながら、世界的なベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』の著者で、片付けのプロとしてアメリカをはじめ全世界で活躍する近藤麻理恵さんの「こんまり片付けメソッド」で子供の片付け心を育んでいけたらなと思います。
片付けができない子供の心理は?

まずは片付けができない(しない)子供の心理を探ってみましょう。
ここでは、子供の心理について言及している医師や子供の心理学「なぜ子供は部屋を片付けたがらない?」に寄せられたコメントなどを参考にみていきたいと思います。
これらの中で共通していたのが次の5つ。
2.片付け方が分からない 具体的にどう片付けて良いのか分からない
3.部屋が散らかっててもあまり困らない(片付けをする意味を感じない)
4.自分なりに片付けたつもりでも、親がまだ片付いてないという
5.親が片付けてないから自分も同じように片付けない
参照:https://www.psychologytoday.com
参照:https://www.quora.com
実はこれらのこと、特に1~3についてはこんまりさんも著書の中で触れています。
これは子供に限った事ではなく、大人でも同じ。
楽しくないこと、やり方が分からないこと、意味が見いだせないことについては積極的にやろうとは思いませんよね?
でも、逆に言えば、楽しくて、やり方が分かって、意味のあることだと分かればやる気も出ます。
1の楽しく行うことについても、『親が「片付けを楽しむ」姿勢を見せるのが大事』と述べ、ご自身のお子さんがお片付けを積極的に手伝う理由について『私が楽しそうに片付けをしているからだと思う』と話しています。
2の片付け方については、カテゴリー別に分けて収納を行う姿を親が(楽しく)やって見せるのが一番効果的かもしれません。
3の片付けをする意味については、こんまりさんの本でもあるように、身の回りが整理でき、心ときめくものだけに囲まれて生活を送ることで人間関係や仕事などがさらに喜ばしいものになることを子供たちに教えることが大切。
ただ、子供たちに「人間関係がスムーズになってね。。」とか「仕事が良くなってね。。」といっても響かないですよね?
そんな時は、こんまりさんが子供たちの心に響くように2年の歳月をかけて誕生させてくれたこちらの絵本を活用することをおすすめします。
こんまりさんはご自身のお子さんが生まれたときに「どうやってお片付けを教えよう」と考えたことをきっかけに、2年の構想を経て、子供に片付けを促す絵本『キキとジャックス』を出版したのだそうです。
「片付けなさい」と怒ったり命令するのではなく、片付けの先に待つ「いいこと」をイメージさせて読みたい本です。
キキとジャックスは大親友ですが、おもちゃや、ものがあふれて遊ぶ場所がなくなってしまったキキの部屋を、片付けじょうずなジャックスが手伝ってあげるという物語を通して片付けの楽しさを伝えてくれます。
しかも、この本、レビュー評価が5つ星中、4.9★★★★と満点に近いからスゴイ!!

\片付けをテーマにした絵本『キキとジャックス』(文響社)/
4の子供と親の片付け完了感覚の違いについては、子供にとって残したいと判断するものと、大人にとって残した方がよいと判断するものが違うのかもしれません。
さまざまな家庭に出向き、片付けを教えているこんまりさん曰はく、小さな子供でも自分の『ときめき』でものを選べると言います。
子供が自分の心やときめきに従って選んで作る部屋はきっと子供にとっては大事な空間だと思います。
”「一か所にものを集めてから、子供にどれがときめくか聞いてみるんです。ときめき、といっても伝わらないような小さな子供の場合は『好き』といいかえたりもします。これは好き?それとも手放してもいい?と聞くと、ほとんどの子供がちゃんと判断できるんです。ポイントは、全部出す、集めるということ。子供自身の目で『こんなに持っている』と認識することも大切です」”
子供が自分の目で持ち物の量を確認した後は、その子自身の「好き」に従って判断させてみるのも大事なことなんですよね。
もしかすると、子供は親が思う以上に自分で判断し必要なものを選んでいく力があるのかもしれませんね。
5については私も耳が痛いのですが、ガミガミ言う親自身が片付けをちゃんとできていないということがあります。
これも、こんまりさんは書籍の中で触れていて、多くの人が片付け方を教わることなく大きくなったと言っています。
片付け方を教わってないので片付けの仕方が分からず、そして片付けの方法を子供に教えることも難しくなってる。。
もしかすると、子供に教える前にまずは私たち親が「片付け」について学ぶことが必要なのかもしれませんね。
ここまで、片付けられない(しない)子供の心理をみてきましたが、こんまりさんの片付けメソッドに従ってまとめると、子供の片付けについて以下のことが大切だということが分かります。
・カテゴリー別に分けて収納を行わせること
・片付けの先に待つ「いいこと」をイメージさせること
・子供の持つ「片付け力」を親が信じること
・親が片付けについて学ぶこと
よーくみると、子供がどうのというより親にポイントがあることが分かりますね(^^;)
わたし自身、自分に片づけを楽しんでやってるか聞いてみると、淡々と無表情で仕方なくやっていることの方が多いような気がしますし。。
カテゴリー別にものをまとめて出すことも、子供に分類の仕方を教えてあげた方がいいですしね。
片付けの意味だって「いいこと」が待ってると分かればやる気もアップします↑↑
しかも、これ、大人子供関係なく、片付けの魔法といいますか、良いことが本当に待ってること多しですしね。
あと、「子供の片付け力を信じる」これが結構大事なんじゃないかと思います。
子供であっても自分の好きを知っていますし、その感覚や感性を否定することなく認めて信じてあげるって、片付けだけでなく自己肯定のレベルで大事なんじゃないかと思います。
最後に子供に片付けなさいと言う親自身がまずは片付けについてきちんと学ぶことが大切ですよね。
きっと、親が片付けについて理解して、楽しみながら実践すると、子供は自ずと片付けに対して前向きな見方をし、片付けをするのかもしれませんね(^^)