
先日「世界一受けたい授業」で登場された平岡 和徳 先生の言葉が心にドーンと響き背筋がピッとなったNaoです。
最近、なんだかやる気が出ずボーッとしていたのですが、先生の言葉を聞いてやる気が復活!
子育てや会社でも使えますし、気持ちの停滞期の方には特におすすめですよ☆
サッカーが上手くなるには、まず最初に〇〇!
平岡先生は熊本県にある無名の大津高校をインターハイ18回、 選手権16回出場と高校サッカーを代表する強豪校に育て上げたことでも有名なお方。
同校からは巻誠一郎・谷口彰悟、車屋紳太郎、植田直通など50名近いJリーガーが出ているというからスゴイ!!
ご自身は帝京高校での2度の選手権制覇を経て筑波大学へ入学。
大学卒業後は教職の道に進み、1993年より大津高校へ赴任し、2017年4月に宇城市教育長に就任しました。
そんな平岡先生の指導法の1つがこちら。
サッカーを上手くするには、まず最初に生活習慣を改めよ
「社会人でも学生でも生活習慣がちゃんとしていないと一流にはなれない」と先生は言います。
確かに規則正しい生活や挨拶、身の回りの整理整頓、お掃除など、生活習慣がちゃんとしていないと色々乱れがちになりますよね?
逆に言えば生活習慣が整うとココロとカラダも整い、物事に集中しやすくなります。
その結果、物事がスムーズに進んだり、良い結果に繋がったりするのでしょう。
最近、遅寝&遅起きが多くダラダラしがちだった私には結構ささった言葉で、これを機に生活習慣を改めようと思いました。
昨日から早寝して、健康的な食事を摂り、身の回りの整理をしたのですが、たった1日だけでも集中力が高まった気がします。
継続するとかなりの力になるのでしょう。
部員達の集中力を高めるために終わりの時間を決める
スポーツの練習って、何時間もやっていることってありますよね?
でも、平岡先生は午後の練習は100分と決めているそうです。
100分っていうと1時間40分。
運動練習の時間としては結構短い方だと思いましたが、先生曰はく
長時間練習させると『いかにサボるか』を考えてしまう。終わりを決めてメリハリをつけることで、生徒自身が100分でどうすれば上手くなれるか?と考え、自分から『やる』環境ができあがる
確かに時間が十分あると思うと、無駄にダラダラと過ごしてしまいますよね。。
時間制限があることで限られた時間をいかに有効に使うかを考えるようになりますし、時間内でいかに集中して力を出し切れるかという点では自分との勝負になります。
メリハリをつけることで体力を無駄に消耗することもなくなりますし、「自分で考える力&行動に移す力」を養うことができます。
これは学校生活だけでなく、社会に出ても役立ちますね。
子供に本物を見せると本気になる
サッカーに限らず、色んな本物を見せることで子ども達が本気になり子ども自身も本物に変わって行く事を期待していると平岡先生は言います。
自分の夢を体現している人たちってどこか「手の届かない遠い存在の人」という感じがしますが、本物を見ることでその距離がグッと近くになります。
その人の話を聞いたり、行動を見ることで目標とする部分をマネすることができますし、同じ空間にいるだけで自分と一心同体の様な感じがして、「夢」が「現実」になるような気がしてきますよね?
特に子供の場合、感性が鋭いので、本物に近づくスピードが早いような気がします。
もちろん、大人にもこれは当てはまりますし、実際、本物を見たら情熱が高まり、自分も同じような立場になった!という話もよく聞きます。
目指すものや人がいる方は、本物を見る機会があったら積極的に出かけていきましょう!
挫折は成長のチャンス!成長を加速する財産
ここまでお伝えした3つの事に加えて、わたしの心にドーンと響いた言葉が「第89回高校サッカー選手権大会」で大津高校が1回戦で敗退した際に平岡先生がロッカールームで生徒に言った次の言葉でした。
残念ながら今日の一勝は、手からこぼれた。
これは、お前らの財産だから。
しっかりこの後の人生に活かすように。
いつまでも泣くな。
大体涙を流し過ぎると、悔しさも全部流れてダメなんだ。
歯食いしばって、次の一歩を踏み出さないと。
止まる時間なんかないよ。
高校サッカーは終わったけど、この後まだまだ続くんだよ。
しっかり顔上げて。
3年生ご苦労さんよく頑張った。
ここまで頑張り切れたわけだから、この後も大丈夫。
負けたことを弱いと捉えて終えるのではなく、成長を加速させる財産と捉えていこうという前向きな言葉ですよね。
確かに物事に負けたり、上手くいかなかったりすると悔しくて悲しくて涙が出てしまいますが、いつまでも泣いていてはダメ。
「こんにゃろー!!」と口惜しさをバネにして前に進む力も必要なので、ある程度泣いたら、涙を拭いて前に進もうというのです。
しかも、ここまで頑張り切れたわけだから、この後も大丈夫という言葉も心強い。
人は失敗すると(自分は間違ってたんじゃないか。。)(自分はダメなんじゃないか。。)と落ち込んでしまうことも多いですが、自分の頑張りを認めてくれる人がいるというだけで何だか救われますよね。
自分に対する自信にも繋がりますし、「自分は大丈夫なんだ」という心の支えにもなります。
これは、自分を信じる力を高めてくれるスゴイ一言だと思いました。
また、平岡先生は他のインタビューでも次の様に述べています。
失敗のない成功者はいない。
「あきらめない才能」を育てるのが大津高校の目指すところです。
苦しいときにどれだけ下に根を伸ばせるかだし、それをサポートするのが指導者の仕事だと思っています。
常に勝者になれずとも、常に勇者であることはできるのですから
平岡先生のこういった言葉は、失敗や挫折、苦しい時が実は大事で、そこに成長や成功の鍵がある事を教えてくれます。
まとめ
最近、自分に自信が持てなかった私ですが、平岡先生の言葉を聞いて、(ここが頑張り時なのだな)と気持ちを切り替えることができました。
生活習慣を正した所から少しずつ、心と体が整っていきましたし、限られた時間を有効に、大切に使うためにはどうしたら良いのかも考えるようになり。
自分自身と時間(人生)を大切にするようになったら、物事にも丁寧に向き合いたいと思い始めましたし、物事が良き方向に向き始めた感じもします。
心身がダラリとしそうになったり、挫折しそうになった時にはこの言葉を思い出したいと思います(◍´ಲ`◍)
ちなみに平岡先生は本も出されていますので、もっと心に言葉を響かせたい!という方は読んでみると良いかもしれません。
特に前半は先生の人生哲学というか生き様を教えてもらっているようで、本当に為になりますし、勇気をもらえます。
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