
こんにちは。
みなさん、生理痛はありますか?
わたしは普通はないのですが、たまにひどい時があります。
友人の中でも生理痛に悩まされている人が結構いて、重いと腹痛だけでなく腰痛や胃痛、下痢、吐き気、寝れないなどといった症状になる人もいるようですね。
じゃあ、この生理痛ってなぜ起こるの?生まれつきの体質なの??緩和する方法ってないの?と思いますが、先日手にした本にこんなことが書いてありました。
その本は年に一度、神様が集うことでも有名なあの出雲大社の表参道で90年以上続く漢方薬局にいらっしゃって、「予約がとれない薬剤師」として有名な堀江昭佳さんの著書「血流がすべて整う暮らし方」。
綺麗でヘルシーなライフスタイルを送っている方々がインスタで載せていて気になっていた本なのですが、何度も目にするので購入して読んでみました。
するとそこに生理痛についてこんな記述が。
そもそも、生理のときに痛みがあるのは当たり前ではありません。生理痛はないのが正常です。とくに漢方では生理の状態を非常に重視していて、痛みはもちろんそのほかの塊、ドロドロ、月経過多もないのが理想です。
この記述を見てドキッとしたのは私だけではないハズ。
痛み以外にも、血の塊、ドロドロ、大量の出血、ありませんか?
目次
生理痛はなぜ起こる?

生理は高温期の間に出ていた黄体ホルモン・プロゲステロンが一気に減ることで始まり、子宮内の血管が広がり、子宮の筋肉を収縮させることで起こります。
そして、細い毛細血管の集まりである子宮内膜が剥がれ落ちる時に酵素の働きでバラバラに分解されて経血となって外に出ていきます。
では、なぜ本来ないはずの生理痛が起こるのでしょうか?
その一番の原因は「冷え」とそれによる「血流悪化」だと堀江さんはいいます。
先ほどお伝えしたように子宮内膜は酵素で分解されるのですが、酵素は体温が37℃の時にもっともよく働くといわれています。
一般的に体温を測るとだいたい36℃台ですが、これは表面部分の温度。体の深い所では37℃程度に保たれています。
でも、カラダが冷えていると酵素が働くことができず、子宮内膜をうまく分解できません。分解できないので、内面がベリベリと無理やり剥がされて剥ぎ取られることに。。聞いているだけで恐ろしい ((;゚Д゚))
血の中に塊が混じるのはこのためで、想像しただけで痛そう。。かさぶたを無理やり剥がすみたいなものですもんね。
また、経血は酵素の働きによって基本的に固まらないようになっているのですが、それにも関わらずレバー状の塊が出るのは子宮が冷えて酵素の働きが低下している証拠でもあります。
さらに、経血が黒っぽいのは子宮の血流が悪いからで、新鮮な血流がたっぷり届いていれば血の色は明るくなるもの。冷えて血流が悪くなっていると古い血液が多くなり、色が黒っぽくなってしまいます。
話は戻りますが、子宮から無理やりはがされた部分は傷ができて出血するので、必要以上に血が多くなります。
また、子宮がこの血を止めようとしてプロスタンディンを出すのですが、これによって子宮が収縮し、さらに子宮が冷えてしまいます。
子宮は筋肉の塊なのですが、冷えた状態でいきなり収縮の動きをしようとすると上手く動かない事は想像がつきますよね?
冷えた体でいきなり猛ダッシュするようなもので、肉離れや痙攣を起こしてしまうのと同じで、痛みが生じてしまいます。
これが生理痛です。
放置しておくと他の病気を招くことも!
このような子宮の悪い状態を放置しておくと、子宮内膜症、子宮筋腫症、子宮腺筋症といったさまざまな病気を招くこともあります。
これらになってしまうと、本来の生理痛だけでなく、病気が引き起こす痛みも加わってさらに生理痛が悪化してしまうので注意が必要です。
先ほど生理痛の原因は「冷え」と「血流悪化」だということをお伝えしましたが、冷えると血管が収縮して血流が子宮に届きにくくなりますし、体温は血流に乗って届けられるので血流が悪化すれば冷えてしまいます。
そしてこの2大原因こそがあらゆる婦人科系の病気を原因を生み出しているというのです。
痛み止めは根本的な解決方法にはならない
生理痛が重いとまず薬で緩和することを考えてしまいますが、「痛み止め=解熱鎮痛剤」で体温を下げて、ますます冷えを悪化させてしまうので痛みをごまかしているようなもの。根本的な解決にならないと堀江氏はいいます。
もちろん、痛みを我慢する必要はないので痛い時は痛み止めを使うのはOKなのですが、どうせなら生理痛を根本から治しておさらばしたいですよね?
上記で見てきた通り、あらゆる婦人科系の病気を原因を生み出している原因が「冷え」と「血流悪化」ならば、逆に言えば冷えをとって血流をよくすれば様々な病気を防いだり、改善したりできるということですよね。
なので、生理痛があったらそのままにせず早いうちにケアすることが大切になります。
生理痛の原因「冷え」をとって「血流」をよくする方法

では、冷えをとって血流をよくするのはどうしたら良いのでしょうか?
これについて堀江さんは3つの方法を教えて下さっています。
2.生理用ナプキンを変える
3.温かい食べ物や飲み物を摂る
ではそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
1.ホッカイロを使って温める
ドラッグストアなどで売っている市販のホッカイロを、おへそから指4本下にある「丹田(たんでん)」と背骨と尾てい骨の間にある「仙骨(せんこつ)」に貼ります。

子宮を前後からカイロでサンドイッチして温めることで効果的に冷えを解消できますよね。
出典:kenkoukazoku.info
2.生理用ナプキンを変える
みなさんは普段、どんなナプキンを使っていますか?
恐らく市販のナイロン製のナプキンを使っている方が多いのではないでしょうか?
普通の生理用ナプキンには高分子吸収材が使われていて血を吸収することで不快感をなくしますが、一方でこれにより強い冷えを感じるケースも。
これは保冷剤や熱冷ましシートに使われるのと同じ素材なので、漏れなどの不快感を防ぐ代わりに体を冷やしてしまっているのかもしれません。確かに保冷剤や熱冷ましシートを大事なところに当ててると考えたら体にいい感じはしませんよね (^^;)
生理痛に悩んでいる方は、高分子吸収材を使っていないナプキンに変えてみるのも1つの方法です。
堀江さんもおすすめしていますが、布ナプキンがおすすめ。
着け心地と素材にこだわったオーガニック布ナプキン通販
布ナプキンは温かさを実感できますし、私自身、布ナプキンを使うようになってから生理痛がなくなりました。
市販のナプキンのような嫌な臭いも出ませんし、実は市販のナプキンよりも血がしっかり吸収されてサラッとしているので肌触りも良く、肌ストレスも感じません。
もちろん、手洗いの面倒くささはありますが、布ナプキンに変えてから血が鮮血でサラサラしたものになったので洗うのもラク。
あまりにも良いので、娘にも購入しました。この布ナプキンには親子でお世話になってます♡
洗濯については世界的に有名なランジェリーブランド「ブラデリスニューヨーク」のショップ店員さんが教えてくれた洗剤が優秀なのでこれを使ってます。
5分浸け置きして水ですすぐだけで簡単に手入れができますし、重曹とクエン酸の天然成分で短時間でもしっかり洗浄ができ血液汚れもキレイに落としてくれるんです☆
ブラにも使えますし、香りも爽やかで優しくいい香りなのでおすすめですよ♡
我が家は大きめをいくつかまとめ買いして置いてます。
3.温かい食べ物や飲み物を摂る
1と2はカラダの外から温める方法でしたが、中から温めるという意味では生理の時期に温かい食べ物や飲み物を積極的にとるのも良し。
日本では生理中の食事についてあまり聞きませんが、台湾や中国などでは家庭教育の一環として、生理中やそれ以外でもなるべく冷たいものを摂らないという習慣が根付いているそうです。
生理中はカラダの中から温めるスープや薬膳茶などを努めてとっていきたいですね。
まとめ
生理痛を和らげる鍵を握っているのは「冷え」と「血流」だということが分かりましたが、上記の3つの方法は今すぐにでもできそうですよね?
一生付き合っていく自分のカラダですし、痛みなどの症状に気づいたら体からのSOSだと捉えて早めにケアしていってあげたいですよね(^^)
FineGraphicsさんによる写真ACからの写真